最近こんな記事も目にしました。板橋にある皮膚科で、抗酸化作用を持つビタミンCがニキビ治療に好成績を挙げているとのことでした。ニキビで悩んでいる患者さんの93%が改善し、そのうち34%がほぼ完治したそうです。
記事によると、ニキビの治療には今までは「毛穴の細菌を殺す」薬を使っていたそうで、ビタミンCを使うというのは、まったく新しい発想とのことです。
この皮膚科の先生がビタミンCを・・・と考えたのは、「ニキビは活性酸素の仕業」だということがわかったからだそうです。活性酸素、こんなところでも悪さをしていたんですね。ビタミンCの持つ抗酸化作用で活性酸素をやっつけることは、ニキビにも効果があったようです。その上、ビタミンCの効果で色素沈着を抑え、痕を消し、皮脂の分泌ほ減らして再発も防げるとか。
ちなみに「ビタミンCによるニキビの治療」をしてくれる皮膚科で、使用するのはビタミンC誘導体で濃度が5〜10%とのこと。この成分は市販の化粧品にも入っているものもありますが、濃度が3%までとやはり低くなります。でも、たっぷり塗ってラップなどで覆い、皮膚への吸収率を上げれば、それなりに効果を期待出来る」そうですので、試してみるのもいいかもしれません。また、ひどいニキビで悩んでいる方は、ぜひ治療を受けられてみてはいかがでしょう。
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活性酸素(毒性酸素)、もしくはフリーラジカルという言葉をご存じですか。最近は、よく雑誌などで取り上げられるので、耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。ここで、「活性酸素」についてのおさらいです。
酸素が人間にとって必要不可欠であることは、子供でも知っています。でも、活性という言葉のイメージと裏腹に、活性酸素は成人病の85%を引き起こす元凶であることが分かっています。
私たちは常時呼吸をして、体に酸素を取り入れています。そのほとんどは、水素と結合して水になるのですが、中には分子構造にゆがみを生じた安定しない酸素も出現します。これを活性酸素と呼びます。呼吸によって摂取した酸素のうち約2%がこうした不安定な状態にあるといわれています。
これらの酸素は早く安定しようと、結合できる相手を探して、がむしゃらに暴れまくります。活性とは、その性質を表した物です。
体内での活性酸素の働きは、悪者としてばかりではなく、侵入してきた細菌などの病原体を排除する作用も持っています。ですから、問題なのは、過剰に活性酸素が発生した場合です。脂質と反応して、細胞を傷つけ破壊する、過酸化脂質という物質に変質してしまうのです。その結果、老化を促進し、成人病を誘発するのです。
現代社会では、活性酸素の過剰発生をもたらす原因が蔓延しています。ストレス・タバコ・アルコール・大気汚染・放射線・紫外線・農薬・食品添加物など、身近な様々な要素が活性酸素を生み出すことが分かっています。体内に病原菌が侵入したりして、過度の炎症を起こしたとき、スポーツなどで大量の酸素を消費したときも、過剰な活性酸素が発生します。
また、アルツハイマー型痴呆症の研究でも、この病気に冒されている人の脳を調べると、過酸化脂質が多いことがわかっています。過酸化脂質は脂質に活性酸素が結合して生じる物質です。そのことから、活性酸素との関わりが疑われています。アルツハイマーに対してはまだ特効薬が開発されていないので、予防の意味で脂肪を摂りすぎない、また、フリーラジカル(活性酸素)と戦う抗酸化物質を摂取するなど食生活での対策が重要です。
この他、糖尿病・パーキンソン病・アトピー性皮膚炎・胃、十二指腸潰瘍・やけど・てんかん・白内障など、ありとあらゆる病気に活性酸素が関与していることが最近になってわかってきました。
人間の体には、活性酸素を消去する力が備わっています。SODなどの酵素と、ビタミンC、E、カロチン、尿酸やグルタチオンなどの抗酸化物質が協力して、活性酸素を撃退しているのです。
しかし20才の抗酸化力を100%とすると、20〜30代でダラダラと下がり、40才くらいには80%になってしまいます。そして40才からは10才ごとに、20%ぐらいずつどんどん落ちていきます。50代で60%、やがて80代で0です。平均寿命ともピッタリします。
抗酸化能力が旺盛な20才ぐらいまでは、ファーストフードばかり食べていても、元気でいられるでしょう。でもそれを過ぎると、過剰な活性酸素が発生するのに、抗酸化能力が衰えていく一方なのです。抗酸化酵素を作る力が衰えていくなら、外から抗酸化物質を補給しなければなりません。
元気で長生きしたい、いつまでも美しくいたいと思うのなら、今すぐ抗酸化物質の摂取を考えるべきでしょう。もちろん、食生活も注意したいものです。